2017.05.12
中小企業の経営者こそ「働き方改革」が必要な理由
先日、ある中小企業の経営者の方と
お話ししていた時のことです。
「最近、やることが多すぎて、上手くストレスも発散できなくて辛いんだよね・・」
「現場で統制や管理、支援をし、その後に大量の事務処理をすると夕方には疲れ果ててしまって・・」
「これじゃ、経営者としての仕事がまともにできない・・」
と悩まれていました。
このような悩みをお持ちの経営者様って、
意外と多いように思います。
現場対応やチーム運営も、自分でやった方が、
より良く、より早くできてしまうので、
わざわざスタッフやメンバーに指示を与え、チェックし、
場合によっては指導すること等に時間を割くのが
”もったいない”と思えてしまう。
でも、これが常態化してしまうと、
経営者がするべき重要な仕事に
エネルギーをかけられなくなってしまう・・。
そうなってしまっては本末転倒です。
なので、経営者はできる限り、現場の仕事には入らず、
経営に関する仕事に集中することが重要でしょう。
特にお客様の獲得や維持に関する仕事と
お金が絡む仕事は経営者しか考えられませんし、判断もできません。
会社の理念やビジョン、経営戦略を策定するという重要な仕事もあるでしょう。
最近読んで、感銘を受けた本の中で
「エッセンシャル思考」というものがあるのですが、
そこに書かれていた内容で、
「99%の無駄を捨て、1%に集中する」
「より少なく、でもより良く」
というの考え方がありました。
本当に必要かつ重要なやるべき一点のことに焦点を絞り、
より良い仕事をし、効果を上げるための考え方が書かれていました。
経営者はこの「エッセンシャル思考」をすると良いのではないでしょうか。
しかし、この様な一点集中的な考え方や行動をするためには
その為の「準備」が必要だと思います。
その準備が、
「仕組み化/システム化」
ではないでしょうか。
最適な業務フローやサービスを経営者が考え、
それを仕組み化/システム化することで、
・業務やサービスの効率化・自動化
・属人化の排除/担当者の負荷軽減
・業務フローのチェックや改善
・結果の蓄積、分析
等ができるようになります。
すると、
経営者は上記のプロセスや結果を確認し、
問題等があれば現場へ指示を与えるだけで、
あとは経営者としての仕事に集中することができるでしょう。
また、社員の方々も仕組みやシステムに従って業務ができるので
提供するサービスなどの品質をある程度一定に保つことができるでしょうし、
煩雑な業務などはシステム化でコンピュータが仕事をしてくれるので、
本来の「商品やサービスの提供」、「お客様への丁寧なサポート」に
専念することができるでしょう。
せっかくIT技術が日進月歩で進化しているのですから
もっと積極的にITを活用し、その恩恵を享受してはいかがでしょうか。
「ITであなたの仕事が、もっと楽に、効率的に、生産的になるはずです!」
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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