2021.07.26
古いネットワーク機器にご注意
事務所でインターネットや社内ネットワークシステムを利用する際に、ルーター、スイッチングハブは必須ですが、これらネットワーク機器はネットワークを利用する場所や端末が増える際に、増設して対応するため、年々パソコンが増えてきている事務所ではかなりの数のネットワーク機器が配置されていることが多くあります。
これらのネットワーク機器はパソコンやサーバーの様に定期的な交換を行わない場合も多いため、中にはいつ導入したかわからないネットワーク機器もあると思います。
普段は見えない場所に設置されるこれら機器は、不調や故障がない限り機器の更新を行わないため、10年以上前の機器が現在も利用されているというケースも拝見します。
これら古いルーターやハブは動作に問題がないように思えてもネットワークに影響を与える場合がありますので、今回は例を紹介します。
古い規格の速度にネットワーク全体が影響を受ける
ハブやルーターが古く、100BASE規格の機器の場合、この機器に接続する端末は、すべて通信速度100Mbps以下での通信しかできなくなります。
機器の接続場所、配線によってはより広範囲に影響を与える場合もあります。
上記機器が普及した時代、インターネットは100Mbpsのサービスが多かったので問題ありませんでしたが、現在は1Gbpsかそれ以上のネットサービスが主流となり、ほとんどのネットワーク機器は1000Base(通信速度1Gbps)に対応しているため、上記機器がボトルネックとなり、社内ネットワーク・インターネットの速度が遅くなっている場合があります。
故障時にネットワーク障害を起こす
古い機器に限りませんが、ハブやルーターは故障時にネットワークへ直接影響が出ます。
単純にネットワークが利用できなくなるだけの場合もありますが、故障により不正な通信が発生し、ネットワーク全体が利用不可になる場合があります。
この場合のネットワーク障害は原因確認が非常に難しく、復旧に時間がかかる事があります。
以上のような障害に対応するためには、
- 定期的なネットワーク機器の更新
- 故障やループ対策のできる耐久性の高い機器を利用する
等があります。
まとめ
「社内のネットワークが頻繫に不調」になる、「ネットの速度が遅い」等には上記の対策で解消することができるかもしれません。
ネットワークを不調にさせない対策は無駄にはならないと思うので、一度古い機器が無いか確認してはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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