2017.05.08
私たちの「働き方改革」の取組みと今後
私たちはシステム開発会社にしては珍しく、比較的残業が少ない会社です。
もちろん、常に残業が少ないわけではありません。
システムの受託開発なので、プロジェクトベースで仕事量の波は当然あります。
今ではそれが上手くコントロールされています。
以前は、他のシステム会社同様、私たちも残業は多かったです。
当時は請け負う仕事の量も非常に多かったこともありますが、
請け負う際の、工数の算定や見積もり、
スケジュールの立て方、リソースのアサインなどが
しっかりチェック・管理されておらず、
後々になってプロジェクトが火を噴くことが少なからずありました。
さらに、お客様の無理な値下げを受けたり、
納期の交渉が上手くできなかったり、
社内全体のスケジュールやリソースの確認や調整ができず
結果、残業や休日出勤をして対応することになることも頻繁にありました。
最近では、見積りやスケジュールに関して
社内レビューを実施したり、
週に1回、「進捗会議」や「リソース調整会議」を行い、
個人、チーム、プロジェクトの状況把握や、
問題点やリスクの早期発見と
それに対する適切な対応を皆で考え、実行しています。
また日々、朝礼・終礼を実施しています。
朝礼ではメンバーの当日の予定を「行動予定表」に手書きし、
チームリーダやプロジェクトリーダーと共有する。
予定の立て方が甘ければ、指摘されます。
終礼では、その日の進捗報告や問題、課題の共有を行い、
適宜、指導やアドバイスをリーダーやメンバーからもらっています。
作業場所が「オープンスペース」なのも良いのかもしれません。
皆の作業の様子が伺え、皆の会話が耳に入ってきます。
なので、全員が全員の様子を何となくつかめる雰囲気になっています。
このような運営面の取り組みの他にも、
便利なツールを利活用することでの改善にも取り組んでいます。
例えば、当社ではすでに「Office365」を導入しており、
メールやスケジュールチェックは外出先や自宅からでもできるようになっており
情報共有や資産共有、チーム連携がしやすくなっています。
Office365については、さらに便利な使い方を研究したり
独自のカスタマイズなどをすることによって、
さらに働きやすい環境の構築に役立てたいと考えています。
将来的には、
クラウドやリモートアクセスを利用して
テレワークを行うことにより
試験的に、在宅やその他の場所での勤務を部分的に試みたり、
コワーキング・スペースやサテライトオフィス等を活用して、
ビジネスの広域展開や異業種との交流もできればと考えています。
私たちは「働き方改革」とは、
社員にとって有益なものであるべきだと考えています。
その結果として、
生き生きと、快適に仕事ができたり
ストレスが軽減したり
効率的かつ生産的に仕事ができれば
きっとお客様のためにもなると思います。
「効率化のための便利ツールの導入」と
「組織やチームの運営」の両方が、
働き方改革には必要不可欠であると同時に、
今までにはない「新たな働き方」を
取り入れ、試みることが重要なのではないでしょうか。
「働き方改革」と聞くと、
“在宅テレワーク”や”ノマド”、”サテライト”と
一気に飛躍して考えてしまい、
「うちではまだ働き方改革なんて早すぎるのでは・・」
と捉えられがちですが、
先ずはできるところから、少しずつ
試験的に取り組んでいけばよいと思います。
要は、
「今の働き方が当たり前」
「この働き方以外はありえない」
「会社に通勤するのが当然」
と思い込むのではなく・・
「もっと快適に、自由に仕事はできないか」
「今よりももっと効率的に業務をこなせないか」
「今の技術を使えば○○は可能ではないか」
と改善的、創造的な発想が大切ではないでしょうか。
「働き方改革」で、社員も会社もお客様も
「三方良し」となれば素敵だと思いませんか?
当社は「Office365」の導入に関する
ご相談やサポートもしております。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。