2017.10.30
SE(システムエンジニア)のお仕事で一番大切なこと
お客様との打合せ
先日、お客様へ打合せのために訪問した際
進めているプロジェクトのお客様側の体制が変わり、
新しい方が加わりました。
途中からプロジェクトに関わるという事で、
今までの経緯や概要などを丁寧に説明しました。
入力や帳票の変わるところなど、
ご質問に対しての回答もいくつか行いました。
説明をする上で最近、本当に大切だと思うのは、
”相手の顔を見て理解できたかどうかを判断する”ことです。
質問が無いので理解されたと思っていても
後々、「実はこうだった」と言われることも時にはあります。
あまり理解されていないと感じる時は、
もう一度説明をするようにしています。
日頃、お客様へ説明する際には・・・
・まず最初に結論を言う
・相手に合った話し方で話す
・話全体の流れを見せる
・大事な箇所は繰り返す
・断定的な口調は避ける
・あくまでも自分の一意見であることを伝える
・手での指示を効果的に使う
・相手の目を見る(アイコンタクト)
・伝えるための「聞きとりやすい声」を意識する
等に気を付けています。
また資料を作成する際、理解の相違の無い資料作りとしては
・打合せ資料には相手の意向を記述する
・打合せ後の議事録を作成し、共有する
などに気を付けています。
打合せの時に「こういう資料も付けてほしい」と
後から言われることもあります。
かといって、言われるがままに資料をつくるにも
決められた工数の中では限度があります。
しかし、後から言った言わないの水掛け論で人間関係を悪くするより
必要であると思われる資料であれば
少々時間を割いてでも、なるべく対応するよう心掛けています。
たしかに、お客様から見れば
私たちはITを熟知したシステムのプロと見えるのでしょう。
システムエンジニア(SE)はシステムの事はもちろん、
お客様の業務についても理解していなければ
よいシステムを構築することはできません。
お客様の業務を理解し、システム化するには
忙しい中で打合せ時間を設けていただいたお客様と
身のある打合せをすることが必要になります。
お客様の要望や要件、課題をお聞きし、
要件定義書にまとめたり、
基本設計書や詳細設計書を作成し
プログラマーの方々に指示をしたり
出来上がったプログラムやシステムのテストをしたり
スケジュールの作成、調整そして進捗管理をしたりと
やるべきことがとてもたくさんあります。
SEという仕事はクリエイティブ
SEの仕事で必要となってくるものは、以下の3つです。
①技術力:
お客様にシステムの提案や説明をする際や設計を行うために必要。
SEはプログラミングの前工程の設計を担当するため、
プログラミングの基礎知識もあったほうが良いでしょう。
②マネジメント力:
システム開発に納期は重要です。
業務が滞りなく遂行されるようスケジュール管理を行ったり、
特定のメンバーに負荷がかかりすぎることを防いだりする
マネジメント能力も必要です。
③コミュニケーション力:
技術力はもちろん、コミュニケーション能力は不可欠です。
SEは要求分析や要件定義の工程で、お客様のニーズを把握・理解し、
お客様が抱える問題の解決策を分かりやすく説明する必要があります。
また、プロジェクトチームをまとめるためにも
コミュニケーション能力は重要になってきます。
特に私たちは、上記の中でも
「コミュニケ―ション力」に重きをおいています。
なぜなら、良いシステムを作るには、先ずは「お客様の要望や課題、お悩み」を
的確にくみ取る必要があるからです。
お客様の中には、
自分たちの仕事の改善点や問題点を
上手く言葉に表現できないと悩まれている場合がしばしばあります。
「もっとこうなったらいい」「こんなものがあったらいいのに」、
といったモヤモヤを、SEがコミュニケーションを通じて明確にしていく。
つまり
「お客様の潜在的な課題や要求を上手に聞き出し、それをシステムという形にしていく」
ことが、SEの仕事で最も大切なことだと考えています。
また、例えば流通業のお客様とのやりとりの中で得た知識やノウハウを、
製造業などの他業種でも利用できないだろうかと考えるなど、
他業界/他業種での転用の可能性を考えることも、
お客様にご提案する上では、とても有効になってきます。
上記は非常にクリエイティブな作業です。
私たちは創業以来35年以上、お客様のお仕事の根幹である
「基幹業務システム」に関する開発を数多く行ってきました。
ですので、そこで蓄えられた知識やノウハウ、
様々な業界の業務知識や開発経験が豊富ですし、
システムのフレームワークやテンプレートなども
その過程の中でブラッシュアップされ、
効率良くシステム開発することが可能です。
「業務改善」「システム開発」「ITコンサルティング」に関する
お問合わせは以下のフォームよりお願いいたします。
担当者がお返事させていただきます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。