2020.07.01
『クラウドを使ったVPNの渋滞対策』 多人数のテレワーク環境を快適にする方法
VPNを使ったテレワーク環境
今回のコロナ禍で皆様の中でもテレワークの導入を検討されたり、
既存の環境を使って実施されたりしたところもあるのではないでしょうか?
VPN接続は通信が暗号化されていることと、
端末と事務所が直接繋がることでセキュリティ上の安心感があり、
テレワークの導入に向いていると思います。
当社も新ネットワークを構築したところで、
その環境を使ってテレワークを導入しました。
ただ、当初は同時に数人の外部接続を想定した環境でしたので
大勢の社員が同時に長時間接続し続けることは想定外の事態でした。
VPN接続の懸念事項
テレワークでVPN接続を利用するといくつかの問題点が存在しますが、
その中で特にわかりにくい問題がルータ機器負荷の増大です。
VPN接続数が増えてくると、データの暗号化及び復号化を行うルータ機器に負荷がかかります。
ルータのCPU負荷が高くなると、
ネットワークのデータ転送量が少なくてもネットワークが遅くなってしまいます。
ただ、この現象が発生した場合、
ネットワークの負荷が大きくなったこととの見分けがつかないことが最大の問題点と言えます。
クラウドを使ったネットワーク負荷対処方法
ルータ機器負荷の増大に対処する一般的な方法として、
接続台数にあった性能の高いルータを導入することとなります。
しかし最大数の用意をするとなるとすごく高機能なルータになるか、
複数の光回線と高機能ルータを用意することになります。
このような対処を行う場合には費用も高価になり、導入が難しくなると思われます。
そこで、今回ご提案する方法はクラウドベンダーと事務所をVPNで繋いでおいて、
各社員からのVPN接続をクラウドの機能を使って接続できるようにする方法を提案します。
例えば現在世界シェア1位のAmazon Web Serviceでは
1台1時間あたり数百円程の費用で、
クライアントからのVPNの接続を受け付ける機能を提供してくれます。
この機能を使うと事前に最大性能に合わした設備を用意しなくてもよく、
必要なだけの設定を行えば利用できます。
クラウドベンダーのネットワーク回線は通信会社と直接接続を行っているので、
強力なネットワークを有しており、社員の皆さまがVPN接続したとしても問題ありません。
また、社員にVPN端末を配布するのではなくクラウド上に端末を用意する機能があり、
この機能を使えばご自宅のPCやタブレットに専用アプリケーションをインストールすれば、
会社のPCの画面を表示させることが可能となります。
もちろんセキュリティを考慮してファイルやクリップボードのコピーをできなくすることも可能です。
その他の対処方法
他にもテレワーク環境ネットワーク負荷を下げる方法があります。
まず、共有フォルダなどにアクセスすることをリモート端末から直接接続すると、
ネットワーク通信量が増えてファイルを開くのに時間がかかってしまします。
また、社内で利用するアプリも直接動かすと遅くなってしまいます。
お使いのアプリケーションごとに最適化する方法はいくつかあり、
その中で最適な方法を選択すれば、
事務所で処理するのと変わらない状態で実行することが可能となります。
当社ではお客様のテレワーク環境構築のご支援やご提案も可能です。
ネットワークの切替えなどでご相談がありましたら当サイトのお問い合わせをお使い下さい。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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