校正業務の効率アップ!オンライン校正ツール
先日、大阪市内の企業様より「現在、目視で行っている冊子やチラシの校正業務を、AIやシステムを使って商品情報・一般情報との差分チェックができないか」というお問い合わせを頂きました。
当社でアプリケーションを開発することも検討しましたが、要件分析の結果、今回の商談ではオンライン校正ツールの導入を提案いたしました。
今回は、この商談の際に調査したオンライン校正ツールについてご紹介いたします。
オンライン校正ツールとは
オンライン校正ツールとは、出版物やパンフレット、Webサイトといった制作物のデータをツール上で共有し、修正指示など一連の校正業務をオンラインで効率的に行うことができるツールです。
校正業務の課題
従来、校正業務は印刷した紙にペンで修正箇所を記していく手法をとっていました。
紙ベースだと大量の紙を印刷しなければならず、手書きの赤字原稿の確認作業に時間がかかるうえ、印刷会社など関連会社に修正指示を送るまでに多くの作業工程を踏む必要がありました。
オンライン校正ツールの機能
- 制作物のレビュー
ツール内にアップロードした制作物データにペンツールで直接修正指示を書き込み、コメントを入力できます。
また、修正前と修正後の制作物を横並びで表示して違いをチェックする機能もあります。
- 制作管理
制作物の進捗状況や納期をリアルタイム表示する機能があり、遅れがみられるプロジェクトやメンバーの把握・対応がスムーズに行えます。
- 外部連携
制作物の修正案や確認等をオンライン上で行うことができ、制作物に関わるクライアント・制作会社・印刷会社とのやりとりの負荷を減少させることにつながります。
- 文章チェック
誤字脱字チェックや文章表現の候補やアドバイスが表示されます。
また、文章を音声で読み上げてくれる機能もあり、耳で聴くことで違和感のある文章を発見しやすくなります。
- 辞書機能
標準辞書が搭載されており、わからない単語をすぐに調べることができます。
よく使う表現や単語を登録可能なほか、プロジェクトごとに定められた表記ルールを校正ツールが自動的にチェックしてくれるため、目視での確認作業の工数を削減できます。
オンライン校正ツールの選び方
オンライン校正ツールには上記のような機能がありますが、制作工程の進捗管理に特化したものや文章校正に特化したものなど、ツールごとに様々な特徴を備えています。
そのため、業務改善を行いたいポイントに特化したツールを選定し、複数のツールを併用することもおすすめです。
当社ではアプリケーション開発だけでなく、パッケージ導入支援等も行っております。
物流管理・生産管理・倉庫管理等の業務改善でお悩みであれば、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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