2017.10.13
RPAは「働き方改革」「生産性向上」の切り札となるか?
RPAとは
みなさん、RPAって知ってますか?
RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、
ロボット・オペレーターとかDigital Labor(デジタル労働者)と言われていて
”事務的業務”を人に代わって作業をする「仮想知的労働者」として、
驚異的な労働力を提供してくれます。
RPA導入のメリットは?
1)人件費よりも、RPA導入・維持費の方が安い。
2)生産性の向上(時間短縮、精度向上)
3)導入しやすい(特別なプログラミングスキル不要)
その他、人間の労働者と比較した場合・・
・休憩、休暇不要
・残業、部署異動、業務変更が可能
・労働組合不要
・遅刻、早退なし
・不平不満、無駄口ゼロ
・パワハラ、セクハラゼロ
・給与、ボーナス、退職金不要
・昇進、昇格不要
・時間外手当不要
・通勤手当・家族手当不要
・福利厚生、社会保険、厚生年金不要
・指導、業績査定不要
・報告・連絡・相談不要
・コミュニケーション不要
・飲食、つきあい不要
等のメリットが挙げられます。
今まで人を雇う場合には
上記のようなリスクを考慮する必要がありました。
また、近年においては「人口(労働力)減少社会」のため
十分な労働力の確保が非常に難しいという現実もあります。
・人がいなくなっても、代わりの人が入ってこない。
・人の採用(新規・中途)が難しい。(技術職はさらに困難・・)
となると、
社員レベルでは、一人一人の負担が増加し、モチベーションを下げたり
会社レベルになると、継続的な事業拡大がしにくくなってしまいます。
RPAにできること・・
従来自動化が無理だと思われていた
バックオフィス(ホワイトカラー)の仕事を
自動化できる仕組みとして、あらゆる業種に対応できます。
主な特徴としては・・
・キーボードやマウス操作を自動化できる
・画面上に表示された文字を判別して取り込める
・画面の図形文字の色などの属性が判別できる(画面/画像認識できる)
・多種多様のアプリケーションの起動、終了ができる(ID やパスワードの自動入力)
・スケジュールされた日時に実行できる(タイマー起動)
・カスタマイズが簡単
・業務の手順変更に柔軟に簡単に対応できる
・異なるアプリケーション間のデータの受け渡しができる
・離れたところからの遠隔操作ができる(メール起動など)
・ワークフローや手順書通りの操作ができる
・エラー処理、条件分岐した処理ができる
RPA導入による企業ベネフィット
・業務量増加に対応可能
・顧客満足度向上(時間短縮、品質向上)
・コスト削減による投資増加
・人材不足の解消
・価格競争力の増加
・市場需要の変化への迅速な対応(業務変更)
・社員モチベーションの向上
・属人化の抑制/排除
・業務フローの見直しと最適化
・スムーズな業務継承
RPAが人の代りに仕事をしてしまうと、
「仕事がなくなってしまう」と心配する声が聞こえてきます。
しかし、ロボットにでもできる仕事は出来るだけ任せてしまう方が
担当者はより”高度”で”創造的”な仕事ができることでしょう。
RPAは、特別なプログラミング能力がなくても構築できるので
担当者はRPAの構築や管理、調整という仕事もでてきますし、
パフォーマンスも飛躍的に向上すると予想されます。
RPAを活用することによって、
単純作業(ルーティンワーク)や大量作業が減れば
時間に余裕ができ、残業時間も減らすことができるでしょう。
また生産性が上がれば、事業拡大も可能になり
貴重な人材を生産的・戦略的な業務へ
シフトすることも可能になります。
RPAで働き方改革!?
RPAのおかげで、在宅勤務(テレワーク)の敷居も低くなるでしょうし、
また、RPAにAIが搭載されてくると
ロボットが過去データをもとに最適な判断をしてくれるので、
管理職の仕事が必要なくなる可能性もでてきます。
逆に、現場で実務処理をしていた担当者の方が、
業務を熟知し、かつRPAのメンテナンスができるとなれば
パフォーマンスが上がり、より高い評価を得られるかもしれませんね。
RPAで、今後の「業務形態や働き方」が
大きく変わろうとしているように感じています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「業務改善」に関するお問合わせは、
以下のフォームよりお願いいたします。
担当者が、お返事させていただきます。
https://www.syscr.co.jp/blog/other/p1552/