2017.05.17
システム化による送料のコスト削減/通信販売業務
「送料のコスト削減」を実現
導入の背景と開発内容
お届け先ごとに数種類の商品をまとめて発送する際、
梱包に使用する箱のサイズを発送のタイミングで決めており
どの運送会社を利用するのかも、各出荷担当者が決定していました。
そのため、運送会社や箱のサイズの違いで発生する
送料の違いなどが明確になっておらず、
また、運送会社や使用する箱の決定を各担当者の裁量に任せているため
送料の金額がかなり曖昧な状態となっており、
結果的には経費増となっていました。
そんな中、各運送会社から送料の値上げがあり、
運送会社の利用が多い会社にとっては
無視することの出来ない出費となってきたのです。
お客様から、
「送料のコストを少しでも下げることが出来ないか」との
ご相談がありましたので、
各出荷担当者が自己の裁量で行っていた梱包業務をシステムで管理し、
どの箱を使用し、どの運送会社を利用するのかを
プログラムで決定することのできる
「送料のコスト削減」を提案しました。
各運送会社の箱サイズによる送料を一覧として作成し、
各商品のサイズから梱包時のサイズを計算することで、
送料を自動的に算出できるようにしたのです。
システム導入の狙い
・人が判断していた部分をプログラムで管理することにより、
正確な金額計算を行えるようにする。
・運賃の計算を各運送会社の各箱サイズごとにパターン化し、
最も経費を抑えることのできる箱詰めのパターンを割り出すことで、
送料で発生する経費を最小限に抑える。
・事前にどのサイズの箱を使用するかを知ることで、
梱包時に指定サイズの箱が不足しているかどうかを調べられる。
導入結果
本来の目的は、
送料の増額分の抑制だったのですが、
結果としては導入前よりも、全体の送料を下げる結果となり
お客様からも「予想以上の経費削減に繋がった!」と喜びの声をいただきました。
このように、少しの改善で大きな結果を生むこともありますので、
この度の事例がご参考になればと思います。
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