2017.04.25
溶接金網及び鉄筋格子の製造販売/バーコードスキャナによる配車システム
バーコードスキャナによる配車システム導入
業種
溶接金網及び鉄筋格子の製造販売
導入の背景と開発内容
鋼材の運搬に自社のトラックを複数台使用しており、
その配車業務を担当者が行っていましたが
配車情報の管理が担当者によってまちまちであることや
効率的な情報共有もできておらず、
配車情報の確認がスムーズに行えていなかった。
また、部分的に紙による管理も並行で行われていたため
配車情報を一括管理できていないという問題もありました。
そこで、現状の配車作業手順の簡略化と統一化をするために
「配車システム」の導入を提案しました。
システム導入の狙い
・「配車システム」の導入とそれに合わせた運用方法を確立することで、
配車情報管理の統一化をする。
・現状の「伝票の一部を拡大コピーし、車毎に印刷」するという作業を、
システムから効率的に必要な帳票を印刷できるようにする。
・配車に関する情報を共有、可視化し、
配車担当者以外(特に営業担当者)でも配車状況を把握できるようにする。
・配車表をシステムよりEXCEL出力できるようにし、
紙面のみでの管理をやめてデータの累積を行います。
主な機能
・受注履歴照会「受注伝票の変更履歴を確認する。」
・受注履歴照会(EXCEL)「受注履歴照会からEXCEL帳票を出力する。」
・配車一括登録「受注書等のバーコードをスキャナで読み込み、配車登録、配車表印刷を行う。」
・配車確認照会「”配車済”、”未配車”を確認する。結果のEXCEL出力が可能。」
・配車表印刷「配車済みの配車表を印刷する。」
・配車表(帳票)「配車一括登録等から呼び出される配車表。」
・備考マスタ保守「配車一括登録で使用する備考情報のマスタメンテ」
導入後の効果と今後の展望
業務管理の視点から、配車業務をシステム化することにより、
・バーコード・スキャンにより、配車登録が簡略化、短時間化された。
・配車情報の一元化と情報共有が可能になった。
・配車漏れが減少した。
上記のような改善が見られました。
次期システム開発に向けて
・外出先からでも営業担当者が配車状況や受注状況が確認できるよう
データの蓄積を行っていく。
・配車業務の運用ルールの明確化や属人化の排除、
手動による運賃計算部分を自動化できるようにする。
最後に
このお客様も、基幹・業務システムは
既に当社が導入しており、
今回は現状の課題、問題点を解消するための
サブシステムの導入となりました。
基幹システムのまわりには、
まだまだシステム化、効率化されていない部分が多々あります。
そこでは、日々、無駄な時間がつかわれていたり
人がしなくてもいい苦労をしたりしています。
最近よく聞く「働き方改革」を考える上でも
今回のお客様事例が参考になればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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