2018.07.13
ローコード開発ツールで開発した既存基幹システムのカスタマイズ事例①
大型車両整備企業様
お客様の課題と要望
弊社のWEBサイトからお問合わせ頂き、
以下の様なお悩みをかかえていらっしゃいました。
「当初は個人の開発者の方にローコード開発ツールで基幹システムを構築してもらったが
改善したい部分が出てきたので、開発会社様２社に相談をしたが、
対応やコストに対して満足いくものではなく、別のシステム会社を探していた・・」
早速、訪問し現場を確認しながらヒアリングしてみると・・
・「既存のローコード開発ツールによる基幹システムをカスタマイズして使いやすくしてほしい。」
・「二拠点間（オフィスと工場側事務所）のシステムの共有をしたい。」
・「開発費用をできる限り抑えたい。」
という要望があることが分かりました。
私たちからの提案
・現状のシステムをカスタマイズし開発費用を低減する。
当初は一からの作り直しを提案したのですが、
工数が想定以上にかかることがボトルネックとなることや
現在のUIや動きが気に入っているということでしたので、
既存システムの改修を提案しました。
・二拠点間の共有には「リモートデスクトップアクセス」を利活用することで
少し手間はかかるが、そこは運用でカバーし月々の費用を削減する。
本来であれば、VPNを組むか、それと同等のサービスを利用するのでしょうが
お客様の「コストを抑えたい・・」という要望を最優先に考え、
代替案として提案しました。
また、既存のローコード開発ツールのファイルを解析してみると
別の大きな問題があることが分かりました。
・プログラムとデータが一つのファイルに入っており、
プログラムのメンテナンスが非常にやりづらい構造になっていた。
そのため、前開発者様はプログラムを改修・展開する際
お客様の基幹業務を数日間止めさせて、対応していたということです。
私たちとしては、今回の要望にはなかったのですが
今後のメンテナンス性の向上と、お客様の業務上のリスクも考慮し
ファイル中のプログラムとデータを切り分ける対応もさせて頂きました。
導入結果
・使いづらいと言われた箇所及びヒアリングした要望に基づき
現状のシステムを改修しました。
「今までよりも、さらに使いやすいシステムになりました。」
・また、二拠点間のシステム共有により、
「印刷物を持っていったり、データ確認の為、
事務所と工場の間を移動しなくてすむようになった。」
「今まで一か所でしか操作できなかったが、
二か所で操作することが可能になり業務効率が向上した。」
等々の嬉しい評価を頂きました。
まだ、システムをリリースして間もないので
システムの微調整・微修正に対し、お客様の業務を止めることなく
リモートによるサポート対応を実施しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直なところ、他の開発者様が作ったシステムを
カスタマイズすることはかなりの知識と技術力を必要とします。
特に、基幹システム開発の経験が少なかったり、
プログラミングの技術力があまり高くない開発者が
作成したプログラムを紐解き、内容を理解し
手を加えて、改良することはとても骨の折れる作業です。
なので、殆どの開発者様や企業様は”カスタマイズ”よりも
”一から作り直すこと”を薦める場合が多いです。
ただ、一からの開発費用はカスタマイズ費用に比べると
高価になってしまいがちです。
私たちは、お客様のお悩み・ご要望を第一に考え
様々な技術を駆使し、費用面、技術面の両方において
お客様に納得のいく解決策を提案・提供します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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