2021.12.12
医療事務器販売業界の得意先に関するシステム設計ポイント
弊社のお客様にお医者様や薬局等に医療情報システム(電子カルテ、電子薬歴、レセプトコンピュータ等)の販売及びそれに伴うサプライ品(トナーや各種用紙類、薬袋等)の販売を行っている企業様があります。
システムは内田洋行の販売パッケージである「スーパーカクテル販売」(お客様に合わせたカスタマイズを前提とした販売管理パッケージ製品)をご使用頂いておりますが、業種ならではの設計ポイントがありますので、今回は、それらを紹介したいと思います。
単純かつ特徴的なカスタマイズとして、画面(特にコード検索画面)や帳票に得意先名を表示する際、住所も一緒に表示します。
これは得意先が診療所や病院なので、例えば、「佐藤医院」という病院があったとして町のお医者様は、院長の苗字+「医院」とか、「診療科目(歯科とか内科等)」が多いわけで、同じ名前の診療所や病院が山ほど存在する業界です。
ですので、どこそこの佐藤医院といった具合に住所を併記することで、同名の病院の中から「適切な正しい病院=得意先」をオペレータが選択できるようにしています。
もう一方の同業種のお客様では、得意先コードはマスタ登録時にシステムで自動採番して、受注伝票入力時はかかってきた電話番号を得意先コード欄に入力する事で、得意先コードを取得する仕組みを付加していたりします。
「ん?じゃあ初めから電話番号を得意先コードにすればいいじゃないか」と、お思いのあなた。
新規開業される病院はまだ電話が引かれてないので、電話番号が無いことが多いのです。
他には得意先マスタに、その得意先に関する特記事項を、「受注/売上時用」と「入金時」用の2種類登録できるようにしておいて、伝票入力時に、画面上に表示するといったカスタマイズも行ってます。
ちょっとした事ではありますが、一般的な販売管理システムではあまり意識しない特徴かと思います。
弊社は特定の業種に特化せずに様々なシステム開発を請け負っていますので、同じ販売管理でもお客様によっていろいろな経験をすることができます。異なる業種の違った視点をお客様にもフィードバックできるよう、これからも経験を積んでいきたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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