モバイルVPNの導入
医材製造卸業
「いつでもどこからでも欲しい情報へ」
導入の背景と提案内容
営業担当者様が国内海外を問わず出張されることが多く、以前より社内のコミュニケーションや情報共有をどのようにするかという課題をお持ちでした。
すでに社内のグループウェアを社外から接続できるようにされ、社内メールやスケジュール、資料の共有化を進めておられました。
その中で社内のあらゆる資料をアップロードする作業の負担が大きく、また社外で利用されている方からも画一的な資料よりさらに細かい資料が求められるようになりました。
そこで基幹システムのリプレースを機に、統計資料やマスタ照会の機能をWebブラウザで見る機能を導入し、社外からもアクセスさせることを希望されました。
当社はYamaha製RTX-1210とPC用接続ソフトYMS-VPN8を利用しインターネット経由で社内ネットワークに接続する「モバイルVPN」の提案を行いました。
要望事項
お客様からの要望は以下の通りでした。
・PCだけでなくタブレットからもアクセスできるようにしたい。
・社外からアクセスしたいがセキュリティは確保したい。
採用結果
この2点のお客様の要望に対して以下のように対応しました。
・多種多様な端末がアクセスできるようにするため、L2TP/IPSecという接続方法を採用しWindows PCだけでなくスマートフォンやタブレット端末も接続できるようにしました。
・また、セキュリティ面では基幹データ参照用のWebシステム以外にアクセス出来ないようにしVPN接続とWebシステムで2重の認証を行なうことにしました。
導入結果
「お客様に仕様の変更や製品の詳細な情報をその場で説明できるようになった。」
「個人や部門の実績をいつでも確認することができるようになったので、長期海外出張も安心して行けるようになった。」
などのよろこびの声を頂いており、当初10台で始められましたが今では50台まで接続できるように増設されました。
今後の課題
利便性とセキュリティとは相反することが多いですが、そのバランスを上手く取っていいかなければなりません。
セキュリティ対応に終着点はないので端末の管理やユーザ管理を含めたセキュリティの向上を続けていくことが課題となります。
今回の事例では当社はネットワーク構築のみの参加でしたが情報系システムやグループウェアも含めた提案も可能です。
社内の業務改革にこの度の事例がご参考になればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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