2018.02.08
ローコード開発ツールによるシステムの「解析」や「再構築」は意外と大変!?
ローコード開発ツールってとっつきやすい!だけど・・
ローコード開発ツールは
他のデータベース(OracleやSQLサーバなど)と比べると、
比較的安価であり、少し勉強すれば簡単にプログラミングをして
思い通りに動かすことができるようになります。
なので、内製をしたい企業様には敷居が低く
非常にとっつきやすいデータベースソフトだと言えます。
だけど、気を付けないといけないこともあるんです・・・
ローコード開発ツールでシステムを構築する際の注意点
ワークショップやハンズオンセミナー等に参加して、
「なんだか、簡単そう!」
「自分だけでも何とかシステムが作れるかも・・」
「導入費用も予算内だから、とりあえず始めてみるか・・」
と、自分だけでシステム開発を始められる方が
結構多いのではないでしょうか。
もし、このまま「個人ベース」で開発を進めた場合、
以下の様な、”ちょっと困った問題”が発生することがよくあります。
・テーブルのリレーションが”蜘蛛の巣”の様になってしまい
作った本人ですら、あとで分からなくなってしまう。
・スクリプト(プログラム/コード)も同じような
機能ロジックを書くことが多くなり、生産性が上がらない。
また、修正やメンテの際に他の機能や動作に影響がでる可能性が非常に高くなる。
・システム担当者(最初の導入/開発者)から引き継ぐ場合、
多大な時間と労力を要する。または、しっかり引継ぎができず
引き継いだ担当者が後々非常に苦労することになる。
(過去の資源や文書が無い場合は本当に悲惨です・・)
安くて、早くて、簡単なデータベースソフトとして始めた
ローコード開発ツールも、ルールを決めず、メンテもせずに
使い続けると、とても厄介なことになることが多いのです。
よくあるお問合わせ事例やご相談内容
・前任の担当者が開発したローコード開発ツールのファイル内容を解析し、
メンテしやすいシステムにしてほしい。
・旧バージョンのローコード開発ツールを最新版にバージョンアップしてほしい。
・サーバ機の移行をしたい。
・ローコード開発ツールをクラウド上で運用したい。
・既存のローコード開発ツール・システムを再構築したい。
等々のご要望や相談を受けることが、
最近、とても多くなってきました。
また、バージョンアップ時の注意点として、、
・画面や帳票のズレが発生する。
・ファンクションが動作しなくなるものが出てくる可能性がある。
・動作環境が変わることにより、誤動作が発生する。
等にも気をつけないといけません。
解決策としては・・
ローコード開発ツールのシステム開発経験のある企業/個人様のサポート
を受けることをお薦めします。
もし、既にこのような問題や課題をお持ちの企業様や担当者様は
なるべく早く、ローコード開発ツール開発経験のある
システム開発企業様に相談される方がよいでしょう。
また、上記のような状況では
「ローコード開発ツールのシステムなんだから安価に対応できるんでしょ?」
ということはあまり期待しないほうがよいでしょう。
なぜなら、なんの手掛かりも、文書もない
システム開発の流儀や作法もよく知らない人が作った
システムの解析ほど難しいものはないからです!
そのような状況になる前に、
ある程度の予算と計画をもって、
しかるべきパートナー企業様と協力しながら
ローコード開発ツールでのシステム開発や
システムの内製に取り組まれることを強くお薦めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
敷居が低く、とっつきの良いローコード開発ツールですが
我流で推し進めていくと、様々な問題がでてくることが
ご理解いただけたかと思います。
もし、「ローコード開発ツールでシステムの開発を考えている」または
「既存のローコード開発ツールのシステムが少し心配だ・・」とお考えの方は
一度、私たちにお声かけ下さい。
「ローコード開発ツールでのシステム開発」や
「ローコード開発ツールシステムの解析/再構築」についての
お問合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。
担当者が、お返事させて頂きます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。