JCA手順が使えなくなる?!流通BMS導入のメリットとは・・
電子データ交換(EDI)について
以前、当ブログでも紹介しました
寝具企画製造・販売のシステム開発(販売管理+出荷・オンライン)のプロジェクトを通じて
多くの学びがありました。
「出荷・オンラインシステム」の開発については、弊社がこの開発依頼を請けた当初(2012年頃)
電子データ交換(EDI)に対する知識・経験が豊富ではなかったため、
システムの稼働まで非常に苦労しました。
今回は、その時のノウハウの一部と今後の動向などについて情報発信したいと思います。
通信手順について
JX手順
JCAに変わり”主流”になっている通信手順です。
インターネット回線での通信となるため、
通信ソフトさえをあれば、専用機器の設置が不要です。
大手企業様もこちらに切り替えています。
先方との疎通さえできればデータの欠損が発生しにくいため、安定している手順です。
Web-EDI手順
少量取引の得意先様や、予算がなく安価で運用を切り替えたい場合に
よく利用されている手順です。
都度ログインが必要なことやサイトごとの運用手順が異なるため、
人による手作業が発生します。
形は様々で受注データをまとめてアップロード、ダウンロードできるタイプや、
検品結果をダウンロードできるものもあります。
レガシーEDI(JCA手順、全銀TCP/IP手順)
昔から利用されている通信手順です。
専用機器の設置が必要です。
アナログ回線の廃止とともに、近々廃止されることが発表されているため、
JX手順やWeb-EDI手順に変更する取引先様が増えてきています。
上記で紹介した通信手順に加え、
得意先ごとの個別対応(独自の業務フローや独自帳票等に合わせた対応)も必要です。
また、先方(情報システム担当やVAN会社等)とのやり取り、例えば
申込書類での申込み、疎通テスト、テストデータ送受信、並行運用テスト等もあり、
余裕を持ったスケジュールの確保や先方との調整が必須となります。
流通BMS導入5つのメリット
JX手順を使用する「流通BMS」を導入することで、
以下の様なメリットが期待できます。
1.回線使用料の削減
2.伝票費用の削減(伝票レス)
3.伝票印字用のシリアルプリンタの維持費削減
4.伝票関連の作業時間の削減
5.通信時間の削減など
また、複数のチェーンストアと取引を行っている場合、
使用する伝票の種類(TAⅠ型・TA Ⅱ型・OCR・専用伝票など)が多くなるため、
伝票レスにすることによりメリットも多いでしょう。
従来の通信手順から流通BMS(伝票レス)へ切り替えることで、
経費や作業時間を削減することが可能になります。
”EDI”についてお困りの際は、いつでもお声かけください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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システムクリエートでは
流通BMS・JCA・全銀・全銀TCP/IPといった
さまざまなパターンのEOS・EDIシステムの対応実績が豊富です。
昨今、流通BMS対応しているチェーンストアが急増し、
「旧通信システムから流通BMSに変更したい」というご依頼が急増しています。
ただ、それに対して流通BMSの開発に対応できる会社は多くありません。
流通BMSと一言でいっても対応方法は様々であること、
会社ごとに条件やファイルレイアウト、帳票書式、メッセージ種などはそれぞれであることなど、
開発の難易度が高いためです。
また、弊社では
パッケージソフト「EOS名人.NET」+「外付けプログラム」+「タブレット検品」で、
お客様の業務にさらに最適化したソフトウェアを提供した事例もございます。
システムクリエートは過去に100案件以上の流通BMSの対応実績がございます。
流通BMS対応に関してお困り・お悩みの担当者様、
まずは私たちにご相談ください。
以下のフォームからお問合わせください。
担当者がお返事させていただきます。